住まいのコラム Column

寝室ウォークインクローゼットの間取り実例|後悔しないためのポイントやデメリットも解説

アイキャッチ画像_寝室ウォークインクローゼットの間取り実例|後悔しないためのポイントやデメリットも解説

優れた収納力を持つ「ウォークインクローゼット」を寝室に設けることで、スムーズな身支度と、すっきりとした空間が実現します

しかし、「我が家に本当に必要なのかな?」「失敗しないためのポイントが具体的に知りたい」と、導入を迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、鬼丸ハウスが手がけた間取りの実例を交えながら、寝室のウォークインクローゼットで後悔しないためのポイントやメリット・デメリットを解説します。

「すっきりと片付いた空間で心からリラックスする」そんな理想のマイホームづくりのヒントになれば幸いです

 

福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアでマイホームをご検討中の方は、『鬼丸ハウス』へお問い合わせください。

ご家族の暮らしやすさを追求した間取りプランを提案いたします。

そもそもウォークインクローゼットとは|一般的なクローゼットとの違い

そもそもウォークインクローゼットとは?一般的なクローゼットとの違い

ウォークインクローゼットとは、その名の通り「人が歩いて入れる(Walk-in)」広さを持つ収納スペースのことです。

一般的なクローゼット(壁面クローゼット)が、壁の一部に設けられた奥行きの浅い収納であるのに対し、ウォークインクローゼットは小部屋のような空間になっているのが最大の違いです。

特徴やメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。

ウォークインクローゼット一般的なクローゼット
特徴人が入れる小部屋状の収納壁面に設置された収納
メリット・収納力が高い
・中で着替えができる
・衣替えの手間が少ない
・スーツケースなども収納可能
・省スペースで設置できる
・開口部が広く、一覧性が高い
デメリット・広い面積が必要
・通路スペースが発生する
・大きな荷物の収納は不向き
・収納力に限界がある

どちらが良いというわけではなく、ご自身の持ち物の量やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

寝室にウォークインクローゼットを設けた間取り実例

寝室にウォークインクローゼットを設けた間取り実例

それでは、鬼丸ハウスが実際に手がけた、寝室にウォークインクローゼットを設けた間取りの実例をご紹介します

ここでは「収納棚のレイアウト」と「動線」という2つの観点から特徴的なタイプをピックアップしました。

ご自身のライフスタイルに合うのはどれか、イメージしながらご覧ください。

【L型収納】限られた空間を最大限に活かす設計

最初にご紹介するのは、2階の主寝室にL型収納のウォークインクローゼットを設けた間取りです。

収納スペースをL型に配置することで、細長いクローゼットでも効率的に通路幅を確保できます。

「L型収納」のウォークインクローゼット

【U型収納】すべての衣類をきれいに収納

こちらの間取りでは、U型収納のウォークインクローゼットを採用しました

U型のレイアウトは、収納力が高いことが特徴で、ゆとりをもってご夫婦の衣類を片付けることができます。

「U型(コの字型)収納」のウォークインクローゼット

【ウォークスルー】通り抜けられる動線で家事ラクを実現

こちらは、ウォークインクローゼットを経由して寝室にアクセスする間取りです。

廊下からすぐにクローゼットへアクセスできるため、洗濯物の片付けがしやすいというメリットがあります。

「ウォークスルー型動線」のウォークインクローゼット

【回遊動線】ご家族で使える行き止まりのない設計

こちらの間取りでは、廊下、ウォークインクローゼット、寝室に行き止まりのない回遊動線を採用しました

片付けや身支度の効率化はもちろん、ご家族全員でウォークインクローゼットを使いやすい点が魅力です。

また、ウォークインクローゼット奥の角スペースは、書斎やドレッサーに活用することもできます。

「回遊動線」のウォークインクローゼット

鬼丸ハウスには、今回ご紹介しきれなかった実例も数多くございますので、ぜひご覧ください。

寝室にウォークインクローゼットを設ける際のポイント

寝室にウォークインクローゼットを設ける際のポイント

ここからは、寝室にウォークインクローゼットを設ける際の具体的なポイントを解説します

デザイン性だけでなく、暮らしに寄り添った「本当に使いやすい」ウォークインクローゼットを実現するには、次の4つの要素がポイントです。

  • 最適な広さを知る
  • 動線を考慮した配置・出入口
  • レイアウトの種類を選ぶ(I型・L型・U型)
  • 快適性を高める設備をプラスする

それぞれのポイントを、詳しく掘り下げていきましょう。

最適な広さを知る

ウォークインクローゼットに必要な広さは、収納したい物の量と使い方によって決まります

一般的な目安は以下のとおりです。

広さ特徴
~1帖(約3.3㎡)・ご夫婦2人分の基本的な衣類を収納するのに最低限必要な広さ。
1.5~2帖(約5.0㎡)・最も一般的な広さ。
・衣類に加えてバッグや小物などもゆとりをもって収納可能。
2帖~(約6.6㎡)・ご家族全員の衣類をまとめたり、書斎やドレッサーを兼ねたりと、多目的に活用できる広さ。

必要以上に広くすると寝室や他の部屋が狭くなってしまうため、収納したい物の量を事前にリストアップし、最適な広さを見極めることが大切です。

動線を考慮した配置と出入口の工夫

ウォークインクローゼットの使いやすさは、「どこに置くか」と「どう出入りするか」で大きく変わります

毎日の暮らしを快適にするための、大切なポイントを見ていきましょう。

配置場所

ベッドのヘッドボード側など、寝室の奥まった位置に設けることで、生活空間の広がりを確保でき、すっきりと落ち着いた印象の空間になります

また、ウォークスルーや回遊動線といった設計を取り入れると、身支度や片付けの流れがスムーズになり、暮らしの効率もぐっと高まります。

出入口のタイプ

扉の有無やその種類によって、使い勝手や空間の印象はさまざまです。

それぞれの特徴を理解して、ご家庭にぴったりのタイプを選びましょう。

  • 扉なし:出入りが楽で、湿気がこもりにくいのもメリット。
  • 引き戸:開閉時にスペースを取らないため、寝室を広く使える。
  • 開き戸:寝室のプライベートな雰囲気を大切にしたい場合におすすめ。

レイアウトの種類を選ぶ(I型・L型・U型)

スペースの形や広さに合わせて、内部のレイアウトを選びましょう

レイアウト特徴
I型(片側収納)・通路と収納スペースを一列に配置する最もシンプルな形。
省スペースで設置可能で、通路幅を確保しやすい。
L型(二面収納)・壁の二面を利用して、L字型に収納棚を配置する形。
I型より収納力が高く、角のスペースも有効活用できる。
U型(三面収納)・壁の三面を利用して、U字型に収納棚を配置する形。
最も収納力が高いが、広いスペースが必要。

快適性を高める設備をプラスする

プラスアルファの設備で、ウォークインクローゼットはさらに快適な空間になります

  • 換気設備:カビや虫食いを防ぐため、小窓や換気扇を設置。
  • 照明:空間全体を明るく照らせる「ダウンライト」や、両手がふさがっていても便利な「人感センサー付きライト」など。
  • コンセント:アイロンや衣類スチーマー、除湿機などを使う際に便利。
  • 姿見(鏡):扉の裏や壁面に全身が映る鏡を設置。

 

福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアでマイホームを検討中の方は、鬼丸ハウスへお問い合わせください。

ご家族のライフスタイルに合わせて、使い勝手のよいクローゼットや間取りプランをご提案いたします。

寝室にウォークインクローゼットを設けるメリット・デメリット

寝室にウォークインクローゼットを設けるメリット・デメリット

ここでは、寝室にウォークインクローゼットを設けるメリットとデメリットを整理します

デメリットには対策も併せてご紹介しますので、ぜひ家づくりの参考にしてください。

メリット・デメリット一覧

まずは、主なメリット・デメリットを一覧で確認してみましょう。

メリットデメリット
・収納力が高く、スーツケースなどもしまえる。
・収納家具が不要になり、寝室が片付く。
・すべての衣類を見渡せる。
・衣替えの手間が大幅に省ける。
・プライベートな空間で、着替えやコーディネートが気兼ねなくできる。
・広い面積が必要になる。
・湿気やホコリがたまりやすい。
・通路分のスペースが無駄に感じられることがある。

デメリットへの対策

ご心配な点も、設計の工夫でカバーすることが可能です。

ここでは、それぞれのデメリットへの対策をご紹介します

「広い面積が必要になる」への対策

まずは、お手持ちの衣類の量を再確認し、本当にウォークインクローゼットが必要な広さかを検討しましょう
デッドスペースになりがちな廊下の一部を活用するなど、間取りの工夫で面積を捻出できる場合もあります。

「湿気やホコリがたまりやすい」への対策

カビや虫食いを防ぐため、窓や換気扇、給排気口の設置を検討しましょう

その上で、除湿剤や除湿器を置いたり、定期的に扉を開けて空気を入れ替えたりする習慣も大切です。

「通路分のスペースが無駄に感じられることがある」への対策

通路も「使うスペース」として捉え、壁面に姿見やアクセサリー用のフックを取り付けるなど、スペースを有効活用する工夫もおすすめです。

ウォークインクローゼットQ&A

寝室クローゼットQ&A

最後に、寝室のウォークインクローゼットをご検討中のお客様からよくいただく質問とその回答をご紹介します

ウォークインクローゼットに扉は必要ですか?

A. ライフスタイルによります。
「扉あり」のメリットは、来客時に中を隠せること、寝室との空間を区切って落ち着いた雰囲気を保てることです。

一方、「扉なし」は、出入りがスムーズで圧迫感がなく、コストを抑えられるのがメリットです。

夫婦二人で使う場合、クローゼット内をどう分けるのがおすすめですか?

A. お互いのスペースを明確に区切りたい場合は、左右で分けるのがおすすめです。

ただし、ライフスタイルに応じて以下のような方法もあります。

・上下で分ける:ハンガーパイプを2段にして上段・下段で分ける方法で、縦の空間を有効活用したい場合におすすめです。
・アイテムで分ける:「アウター類」「トップス」「ボトムス」など、アイテムごとに場所を決める方法で、コーディネートの効率を重視する方におすすめです。

お二人の生活リズムや使い方に合わせて、最適な方法を話し合ってみてください。

ファミリークローゼットを設ける場合、子ども部屋のクローゼットは必要ないでしょうか?

A. お子さまの年齢やご家庭の方針によるため、一概に「不要」とは言えません。

それぞれのメリットと注意点を理解し、ご家庭に合った方法を選びましょう。

メリットデメリット
子ども部屋【クローゼットあり】・洗濯物を一括管理でき、家事効率が良い
・居室スペースを広く取れる
・お子さまのプライバシー意識が高まると不便に感じることも
・自分で片付ける習慣がつきにくい場合がある
子ども部屋【クローゼットなし】・自分のものを管理する自立心を育みやすい
・プライバシーを確保しやすい
・各部屋に洗濯物を運ぶ手間が増える
・居室スペースが少し狭くなる

それぞれの良さを両立するために、「ファミリークローゼット」と「子ども部屋のコンパクトなクローゼット」を併用するのもおすすめです。

例えば、「よく着る服や制服は子ども部屋に、季節外の服はファミリークローゼットに」と役割分担することで、「家事効率」と「お子さまの自立」のバランスが取りやすくなります。

まとめ

本記事では、寝室にウォークインクローゼットを設ける際の間取り実例や、後悔しないための計画のポイント、メリット・デメリットについて解説しました。

ウォークインクローゼットは、高い収納力で寝室をすっきりと見せ、日々の身支度を快適にしてくれる魅力的な空間です。

福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアで、機能性の高いマイホームをご検討中の方は、鬼丸ハウスへお問い合わせください。

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