住まいのコラム Column

新築の間取りを考える中で、「客間やゲストルームを作るべきか」と悩む方は少なくありません。
特にご両親・ご友人の宿泊を想定しているご家族にとっては、専用のスペースを確保すべきかどうかは大きな問題です。
一方で「普段は使わないかもしれない」「スペースがもったいないのでは」といったお悩みもよく聞かれます。
今回は、福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアのハウスメーカー『鬼丸ハウス』が、客間やゲストルームの実例を紹介し、メリット・デメリットや後悔しない客間のつくり方などについて解説します。
ご自身の生活に合ったマイホームを完成させるために、ぜひ最後までごらんください。
福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアでマイホームをご検討中の方は、『鬼丸ハウス』へお問い合わせください。
ご家族の快適な暮らしを実現する間取りプランをご提案します。
Contents
客間とゲストルームの違い

客間とゲストルームは同義で扱われることが多いですが、厳密には用途や目的が異なります。
まずは、客間とゲストルームの違いについて確認しましょう。
客間は一時的な来客用スペースのこと
客間とは、主に日中の来客に使うスペースのことです。
知人や近所の方が訪れたときに案内する応接間のような役割を持っています。
リビングとは別の空間に設けることで、生活感を見せずに対応できるのがメリットです。
ゲストルームは宿泊を前提としたプライベート空間のこと
ゲストルームは、ゲストが宿泊することを前提にした個室です。
ゲストが気兼ねなく、くつろげる空間になっています。
ご両親やご親族が頻繁に泊まりに来る場合には重宝します。
客間とゲストルームは、厳密には違いがありますが、ここでは、明確に区別はせず、ゲストが宿泊することができる空間として、紹介していきます。
客間やゲストルームのある家の間取り実例

客間やゲストルームを自宅に設けた実例を紹介します。
実際の間取り図で、客間やゲストルームの配置・広さなどを確認しましょう。
水回りの近くに客間・ゲストルームを設けた間取り実例
こちらは、水回りの近くに4.5帖の和室を設けた間取り実例です。
普段は、家事スペースとして活用できるよう、家事動線の良い場所に客間を設けている点がポイントです。
脱衣所やインナーテラスの近くなので、洗濯物を畳むとき重宝しますし、キッチンの横なので、お子さまの様子を見ながら料理できます。
和室には、引き戸を設け、来客時はプライベートを確保した客間として使用できるよう工夫しました。
来客用の布団を収納できるよう、クローゼットを設けたので、スムーズに客間としての準備ができます。

自宅中央に客間・ゲストルームを設けて回遊動線とした間取り実例
こちらの住宅は、自宅中央に4.5帖の和室を設けて、1階全体を回遊動線とした間取り実例です。
回遊動線は、各スペースにアクセスしやすく、玄関からリビングへの視界を遮る効果もあります。
普段は、和室の引き戸をオープンにして、開放的な空間設計をした点がポイントです。
キッチン・リビング横のセカンドスペースとして普段使いにも便利です。
例えば、お子さまの遊び場、洗濯物の一時置き場などで活用することができます。
来客時、引き戸を閉めれば、1つの空間として独立するため、客間・ゲストルームとして使用できます。
回遊動線など家事動線の良い間取りについては、こちらの記事が参考になります。
〈関連ページ〉家事動線を重視するパパとママが暮らしやすい人気間取り5選|子育て・共働き世帯の家事を楽にする設計とは

客間・ゲストルームを玄関とトイレの近くに設けた間取り実例
こちらの住宅は、ご家族のプライベートに配慮した間取り実例です。
客間・ゲストルームを玄関とトイレの近くに設けることで、ゲストの移動が最小限で済み、ご家族のプライベートが確保できます。
ゲスト側もくつろぐことができるため、双方に利点があります。
建物南側にある中庭と客間が接しており、採光や風通しを確保しているため、心地よく快適に客間を使用できる点もポイントです。

リビング横に客間・ゲストルームを設けた間取り実例
こちらの住宅は、ご家族とゲストでコミュニケーションが取りやすいように配慮された間取り実例です。
リビング横に客間を設けることで、ゲストが孤立せず、ご家族と自然に交流できます。
気心の知れたゲストが頻繁に宿泊に来るご家族に向いています。
普段は、客間の引き戸をオープンにしてリビングと一体の空間として活用できる点もポイントです。

客間・ゲストルームが廊下と接している間取り実例
こちらは、客間としても使用できる4.5帖の洋室を設けた間取り実例です。
客間が廊下と接しており、リビングやキッチンから独立しているため、ゲストが気兼ねなく過ごせる点がポイントです。
ゲストはリビングやキッチンを通ることなく、トイレや洗面所、浴室などを使用できます。
「ゲストには気兼ねなく過ごしてほしい」「自分たちのプライベートも確保したい」というご家族に向いている間取りです。
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鬼丸ハウスには、今回紹介しきれなかった事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。
客間やゲストルームが自宅にある間取りを紹介してきましたが、客間を設けるメリット・デメリットを次に分かりやすく解説します。
福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアでマイホームを検討中の方は、鬼丸ハウスへお問い合わせください。
ご家族のご希望を丁寧に伺ったうえで、柔軟にプランを提案いたします。
客間やゲストルームを自宅に設けるメリット

ご両親やご友人とのつながりを重視するご家族にとって、客間やゲストルームは、魅力的な間取りです。
客間やゲストルームを設けるメリットは、以下のとおりです。
- 来客時スムーズに対応できる
- プライベートを確保できる
- 設計次第で他の用途に使える
来客時スムーズに対応できる
自宅に客間やゲストルームを設けることで、ゲストを落ち着いた空間に案内できます。
急な来客があった際もスムーズに対応可能です。
プライベートを確保できる
リビングや寝室などの生活空間と客間を切り分けることで、ご家族のプライバシーを確保できます。
ゲストが長時間滞在する場合や宿泊する場合でも、お互いに気を使わずに過ごせます。
設計次第で他の用途に使える
客間やゲストルームは、来客用の部屋としてだけでなく、多目的な用途で活用できます。
設計次第で、書斎、在宅ワークスペース、お子さまの遊び場、収納スペースなどに切り替えることが可能です。
間仕切りや可動式収納を活用すれば、柔軟な使い方が可能になります。
客間やゲストルームを自宅に設けるデメリット

客間やゲストルームは、用途や間取りを十分検討しないと、結果的に使いづらい空間になる可能性があります。
客間やゲストルームを設けるデメリットは、以下のとおりです。
- 居住空間が狭くなる可能性がある
- 使用せず物置きになりがち
- 建築費用が増える
居住空間が狭くなる可能性がある
客間やゲストルームを1部屋設けることで、他の空間にしわ寄せが生じることがあります。
リビングや収納スペースが狭くなったり、動線が制限されたりする場合があるため、注意が必要です。
限られた敷地面積で設計する際は、スペース配分を慎重に考える必要があります。
こちらの記事で、客間の間取りや広さの目安について解説しています。
〈関連ページ〉客間に最適な和室づくり|間取り・インテリア・広さの目安をまとめて解説
使用せず物置きになりがち
来客頻度が少ない場合、客間やゲストルームが使われないまま物置きになってしまうケースがあります。
使わない部屋は、管理の手間が増え、住宅全体の効率性を下げる要因になります。
導入前に具体的な利用シーンをイメージすることが大切です。
建築費用が増える
客間やゲストルームの追加によって建築面積が増えれば、その分、建築費用が増加します。
冷暖房設備・家具などを設置する費用も掛かります。
ご予算と生活スタイルのバランスを取りながら、必要性を丁寧に検討することが重要です。
こちらの記事で、注文住宅の予算とコストダウンの方法についてを確認できます。
〈関連ページ〉注文住宅で予算オーバー|払えないと後悔しないためのポイントとコストダウンの方法を解説
後悔しない客間・ゲストルームのつくり方

客間やゲストルームを設ける際は、使いやすさや将来の活用方法まで視野に入れて設計することが大切です。
単に来客用の部屋として設けるだけでは、使用頻度が限られ、空間を持て余す原因になるため、ご家族の暮らし方に合った間取りや使い方を前提に計画を立てることが必要です。
後悔しない客間・ゲストルームのつくり方は、以下のとおりです。
- 普段使いできる設計にする
- プライベートに配慮する
- ゲストが気兼ねなく過ごせる空間を整える
- 採光・風通しに配慮して設計する
- 将来の使い方も見据えておく
普段使いできる設計にする
客間やゲストルームは、来客時だけでなく、日常生活でも活用できるように設計することが重要です。
例えば、書斎、在宅ワークスペース、趣味部屋、キッズスペースなど、ライフスタイルに応じた使い道を想定しておくと、使用頻度が高まり、空間を有効に活用できます。
間仕切りや可動式収納を取り入れると、用途に応じて室内のレイアウトを変えることができ、利便性が向上します。
プライベートに配慮する
客間やゲストルームの設計は、ご家族の生活空間との距離感が非常に重要です。
リビングや寝室と完全に隣接した間取りでは、生活音や動線が重なり、お互いに気を使うことになります。
ゲスト滞在時、ゲストとどの程度の距離感を取りたいかイメージして、設計しましょう。
ゲストが気兼ねなく過ごせる空間を整える
せっかく客間やゲストルームを設けても、ゲストにストレスがかかる空間では、本来の役割を十分に果たせているとはいえません。
トイレや洗面所へのアクセスなど、細やかな配慮があると、ゲストの満足度が高まります。
その結果、ご家族にとっても「設けてよかった」と感じられる客間やゲストルームとなり、住まい全体の満足度にもつながります。
採光・風通しに配慮して設計する

快適な客間・ゲストルームには、十分な自然光と風通しが欠かせません。
採光や風通しの計画が不十分な部屋は、暗く閉塞感があり、ゲストにとっても居心地の良い空間とはいえません。
風通しが悪く、部屋を使用していない期間が長いと、空気がこもりやすく、湿気や臭いの原因にもなります。
窓の大きさや配置を工夫することで、自然光が入りやすくなり、空気の流れも良くなります。
中庭を活用して採光する方法も有効です。
将来の使い方も見据えておく
現在のライフスタイルだけでなく、将来的な家族構成や暮らし方の変化も見越して設計すると、長く活用できる空間になります。
将来、ご両親との同居を考えている場合は、ゲストルームをそのままご両親の寝室として転用できるようにしておくと、リフォームの手間やコストを軽減できます。
また、お子さまの成長に合わせて個室として利用する、テレワークスペースとして活用するなど、柔軟な発想で設計を行うことが大切です。
鬼丸ハウスは、ご希望に応じた柔軟なプラン提案が得意なハウスメーカーです。
福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアでマイホームを検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
客間やゲストルームのある家の間取り実例や自宅に客間を設けるメリット・デメリット、後悔しない方法などを紹介してきました。
ゲストが気兼ねなく過ごせる空間があるマイホームは、ご家族にとっても満足度の高い住まいになります。
普段使いできる設計にすることで、家全体の暮らしやすさも向上します。
ライフスタイルに合わせて柔軟に使える客間やゲストルームは、ご家族の将来にも対応できる頼もしい空間です。
今回紹介した情報を理想のマイホームづくりの参考にしていただけると幸いです。
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