住まいのコラム Column

シングルマザー・40代で家を買うべきか後悔しない判断方法|年収基準、パートの住宅ローン利用など解説

シングルマザー・40代で家を買うべきか後悔しない判断方法|福岡都市圏及び北九州・山口下関エリア|鬼丸ハウス

シングルマザー・40代で家を買うべきかお悩みの方へ

多くのご家族の家づくりをサポートしてきた福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアのハウスメーカー『鬼丸ハウス』が、「持ち家or賃貸どちらがいいのか」「住宅ローンを払いきれるか」など、後悔しない決断のために必要な情報を、わかりやすく解説します

家を買う際には、「無理のない返済計画」に重点を置き、補助金などの支援制度も把握しながら理想を叶えるプランを組み立てることが大切です。

長期的な視点でご自身にとって最適な選択をするために、ぜひ最後までごらんください。

鬼丸ハウスは、ご希望予算に応じた柔軟なプラン提案が得意なハウスメーカーです。

福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアでマイホームを検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。

シングルマザー・40代で家を買うべきか後悔しない判断方法

シングルマザー・40代で家を買うべきか後悔しない判断方法|福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアの注文住宅事例|鬼丸ハウス

はじめに、「家を買うメリット・デメリット」「家を買う最適なタイミング」を紹介します。

「ずっと賃貸でいいかもしれない。でも老後まで安心して暮らせる家・家族が気兼ねなく集える家を持ちたい気持ちはある」とお悩みの場合には、ぜひご確認ください。

家を買うメリット

家を買う主なメリットは以下のとおりです。

  • デザイン・性能・間取りなどを自由に選び、ご家族にとって住みやすい家づくりが可能
  • 家が古くなっても土地に価値があるため、住宅ローンの支払いが資産形成につながる
  • 家を使わなくなっても、賃貸転用など別の用途に活用できる
  • ご家族構成・ライフスタイルなどが変化しても、住み替えせずにリフォームして暮らせる
  • 住宅ローン減税を活用すると、所得税の節税が可能(13年間)
  • 庭・駐車場など屋外のスペースも、ご自身の持ち物として自由に活用できる
  • 住宅ローン完済後は、リフォーム等以外の住居費用が必要ない
  • 自由なライフスタイルを実現できる(ペットとの暮らし、趣味など)

シングルマザーというご家族構成で賃貸を選択する場合は、お子さまの独立を大きなきっかけとして家の住み替えを検討するケースが多いのではないでしょうか。

「年齢や収入など、状況によっては住み替えが難しい場面があるかもしれない」と不安をお持ちの方がいらっしゃると思います。

家を買うと基本的には住み替えの心配が不要となり、ご家族の状況に応じて自由に家をリフォームできる点も大きな魅力です

家を買うデメリット

家を買う主なデメリットは、以下のとおりです。

  • 住宅ローン完済までは、大きな負債を抱えることになる
  • 現金支出が必須の諸費用があるため、一定の手持ち資金が必要
  • 住宅設備の故障などに備えて、リフォーム資金を用意しておく必要がある
  • 毎年、固定資産税の支払いが必要
  • お勤めの企業によっては、家を買うことで住宅手当がなくなることがある
  • 住宅ローンを変動金利・期間限定の固定金利で利用する場合は、金利上昇による返済額増加のリスクがある
  • 家を建てる場合には、入居まで時間がかかる

家を買う場合の費用面のデメリットは、「手持ち資金の配分」「無理のない住宅ローン利用方法」をよく検討することで解消可能です

特に40代の場合は住宅ローン完済までの計画を明確に組み立てる必要があるため、次に紹介する「家を買う最適なタイミング」もぜひご確認ください

家を買う最適なタイミング・家を買う必要性の判断方法

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家を買う最適なタイミングは、以下のような視点から検討できます

【年齢】

  • 40代で「定年退職までの期間=住宅ローンの返済期間」と考えている場合は、なるべく早い行動がおすすめ
  • 40代で今後の住み替えの手間・費用を最小限にしたい場合は、家を買う選択が向いている可能性がある

【収入】

  • 安定した収入がある場合は、住宅ローン審査を受けやすい
  • 昇給やキャリアアップの見込みがある場合は、住宅ローン返済に過度な不安を感じずに家を買える
  • 現金資金が十分にある場合は、諸費用の支出を心配せずに住宅ローンを利用できる

【暮らしの変化】

  • ご家族との同居・お子さまの独立など家族構成が変化するとき
  • 賃貸物件での暮らしにストレスがあり、自由に暮らしたいと感じているとき
  • 賃貸物件では希望のライフスタイルを実現できないと感じているとき

また、近年は不動産の市場価格が上昇し続けていて、世界情勢・日本国内の法改正などの影響で、今後も不動産の市場価格が急激に下落することは想定しづらい状況です。

この状況から、何よりも「ご家族が必要性を感じているタイミング」を大切にしながら、無理のない資金計画で家を買えるかを検討する必要がありますよね

次に、シングルマザー・40代という状況で家を買えるか不安をお持ちの方へ、住宅ローンの審査基準を紹介するので、ぜひご確認ください。

福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアで家を買うべきかお悩みの方は、鬼丸ハウスへお問い合わせください。

不安や疑問を解消したうえで、資金計画の段階からサポートいたします

シングルマザー・40代で家を買うことは可能|クリアするべき住宅ローンの審査基準

シングルマザー・40代で家を買うべきか後悔しない判断方法|福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアの注文住宅事例|鬼丸ハウス

住宅ローン借入時には、「シングルマザー」というご家族構成や「40代」という年齢ではなく、主に「利用者の収入などの状況と返済計画のバランスが適正かどうか」が審査されます

詳細な審査基準は金融機関によって異なり公表もされていませんが、国土交通省が毎年実施している『民間住宅ローンの実態に関する調査』から、審査内容の一部を読み取れます。

多くの金融機関が「審査に含めている」と回答した主な項目・審査内容を、一緒に確認しましょう

  • 完済時年齢
  • 借入時の年齢
  • 健康状態
  • 年収
  • 勤続年数
  • 返済負担率
  • 雇用形態

完済時年齢

完済時年齢は、『民間住宅ローンの実態に関する調査』に回答した金融機関のうち、98.4%が審査項目に含めていると回答しています。

具体的には、「80歳未満:約74.7%」が最も多い回答です

この結果から、40代の場合には返済期間が最長40年となるため、余裕のある返済期間を設定可能ですね。

ただし、完済時年齢の設定は金融機関によって違うため、住宅ローンを利用したい金融機関の住宅ローン利用規定を確認しましょう。

借入時の年齢

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借入時の年齢は、『民間住宅ローンの実態に関する調査』に回答した金融機関のうち、96.0%が審査項目に含めていると回答しています。

具体的な回答は「65歳未満:約37.8%」が最も多く、次いで「70歳未満:20.7%」でした

この結果だけを見ると、40代以降も住宅ローンを利用可能ですが、住宅ローン審査のタイミングで他の審査項目もクリアする必要があることを、念頭に置いておきましょう

健康状態

健康状態は、『民間住宅ローンの実態に関する調査』に回答した金融機関のうち、95.1%が審査項目に含めていると回答しています。

具体的には、「団信加入必要:約90.0%」が最も多い回答でした

団信(団体信用生命保険)に加入できない健康状態の例は、以下のとおりです。

  • 脳疾患
  • 心臓疾患
  • 精神疾患 など

ただし、金融機関が利用する団信によって判断が違う場合があります。

持病をお持ちの場合には、住宅ローンを利用したい金融機関への相談をおすすめします。

年収

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『民間住宅ローンの実態に関する調査』における年収とは、金融機関が最低限必要と規定している年収のことです。

具体的な回答は「150万円以上約42.8%」が最も多く、次いで「100万円以上:31.6%」でした

この結果から、「手持ち資金が十分にあるため、住宅ローン利用額が少額」という場合でも、一定の年収確保が必要ですね

(例)以下の状況では、住宅ローンを利用できない可能性がある。

  • 年収80万円
  • 家を買う費用3,000万円、手持ち資金で2,500万円を支払う
  • 住宅ローン利用額500万円

ただし金融機関によって判断が違う場合があるため、条件に該当しない場合でも、住宅ローンを利用したい金融機関に相談をしてみることをおすすめします。

勤続年数

勤続年数は、『民間住宅ローンの実態に関する調査』に回答した金融機関のうち、93.2%が審査項目に含めていると回答しています。

具体的には、「1年以上:約67.4%」が最も多い回答でした

返済負担率

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返済負担率は、『民間住宅ローンの実態に関する調査』に回答した金融機関のうち、90.3%が審査項目に含めていると回答しています。

具体的には、「40%以内」が最も多い回答ですが、返済負担率は年収に応じて審査されるのが一般的です

例として、フラット35は返済負担率の基準を、以下のように定めています。(住宅ローン以外のローンも含めた返済負担率です)

  • 年収400万円以上:35%
  • 年収400万円未満:30%

ただし、「無理のない返済負担率」は、ご家庭の状況に合わせて判断する必要があります。

現在の家計の中で無理なく支払える住宅ローン返済額を具体的に決めて、住宅ローン返済額から借入可能額を試算してみましょう。(インターネット上にある無料の「住宅ローンシミュレーション」ツールを使うと、簡単に試算できます)

(例)以下の条件で住宅ローンの借入可能額を試算すると、2,250万円となります。

  • 無理のない住宅ローン返済額:7万円(ボーナス払いなし)
  • 返済期間:30年
  • 金利:変動金利0.75%

福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアで「家づくりのプロに家を買う資金計画から相談したい」とご希望の方は、鬼丸ハウスへお問い合わせください。

ご予算などのご希望を丁寧に伺ったうえで、柔軟にプランを提案いたします

雇用形態

雇用形態は、『民間住宅ローンの実態に関する調査』に回答した金融機関のうち、93.2%が審査項目に含めていると回答しています。

具体的な回答は「派遣社員は対象外:約54.3%」が最も多く、次いで「契約社員は対象外:46.0%」でした

ただし、金融機関によっては、「安定した収入を確保できる見通しがあれば雇用形態は問わない」としているケースもあります。

パートなどでお勤めの場合は、ご自身の状況に応じて金融機関選びをすることも大切ですね

多くの金融機関が住宅ローンの審査に含めている主な項目・審査内容を紹介してきました。

ちなみに「シングルマザー」のような家族構成・性別を審査に含めていると回答した金融機関の割合は以下のとおりで、重要度が低いと考えられますね

  • 家族構成:33.9%
  • 性別:22.3%

次に紹介する「家を買う際の費用負担を軽減できる補助金などの支援制度」もフル活用して、理想のマイホームプランを組み立てていただけると幸いです

家を買う費用負担を軽減する方法|補助金、シングルマザー向け支援制度など

家を買う費用負担を軽減する補助金、シングルマザー向け支援制度など|福岡都市圏及び北九州・山口下関エリア|鬼丸ハウス

家を買う際の主な支援制度は、以下のとおりです。

複数の制度を併用し、家を買う際の費用負担を最大限に軽減しましょう。

支援制度 具体例
補助金
(国・自治体)
特に省エネ性能の高い住宅の新築に対する補助金が多数ある。
(例)住宅省エネキャンペーン:政策に応じて毎年内容を改正して実施
減税制度 ・住宅ローン減税(所得税の減税制度)
・固定資産税・不動産取得税などの優遇措置
・贈与税の非課税措置 など
住宅ローンの金利優遇 以下のような住宅はフラット35の金利が一定期間引き下げとなる
・省エネ性
・耐震性
・耐久性 など

また、シングルの方のみが活用できる支援制度もあります

  • ひとり親控除:所得税の減税制度
  • 寡婦控除:所得税・住民税の減税制度
  • 母子父子寡婦福祉資金貸付金制度:無利子or年利1.0%の貸付制度

上記のほかに自治体が独自で実施している補助金もあるため、家を買うプランを組み立てる段階で自治体に問い合わせをしてみることをおすすめします。

シングルマザー・40代で家を買うQ&A

シングルマザー・40代で家を買うQ&A|福岡都市圏及び北九州・山口下関エリア|鬼丸ハウス

最後に、家を買うことに不安や疑問をお持ちの方から、鬼丸ハウスがよくいただく質問・回答を紹介します

Q.持ち家・賃貸の違いを知りたい

A.持ち家・賃貸の違いはたくさんあり、どちらにもメリット・デメリットがあります

(例)

  • 持ち家は敷地内を自由に使用できる、賃貸は住戸内を契約書に定められた範囲で使用できる
  • 持ち家は住宅ローン完済後にご自身が所有者となる、賃貸の所有者は大家さん
  • 持ち家はご自身でリフォームが必要、賃貸は家賃にリフォーム費用or管理費などが含まれている
  • 持ち家は毎年固定資産税の支払いが必要、賃貸は家賃に固定資産税が含まれている
  • 持ち家はご自身のタイミングでリフォーム可能、賃貸は大家さんのタイミングでリフォームが実施される
  • 持ち家は売却しない限り所有を継続できる、賃貸は契約終了時に明け渡す必要がある など

ご家族の価値観やライフスタイルにマッチする住宅を選択することが大切です。

Q.平屋・2階建ての違いを知りたい

A.平屋はワンフロアに居室・住宅設備をすべて配置する住宅、2階建ては居室・住宅設備を2フロアに分散させる住宅です

平屋は「移動負担が少ない」などの理由から年々人気が高まっていますが、平屋で居住面積が足りない場合は、縦の空間を活用して居住面積を広げることになります。

平屋・2階建てどちらを選ぶ場合でも、土地に付随している建ぺい率・容積率の範囲内で間取りを作成する必要がある点に注意しましょう

  • 建ぺい率とは:土地面積に対する建築面積(一般的には1階部分の面積)の割合
  • 容積率とは:土地面積に対する延床面積の割合

Q.一戸建て・マンションの違いを知りたい

A.一戸建て・マンションの大きな違いは、自由に使用できる空間の範囲です

  • 一戸建て:敷地内を自由に使用できる
  • マンション:住戸内を自由に使用できるが、住戸内にも共用部分がある

マンションの「住戸内の共用部分」の例は、玄関ドア・外壁に接する窓・配管などで、一般的には自由にリフォームできません。

またマンションを買う場合は、住宅ローン完済後も固定費が発生し続けることを念頭に置いて、長期的な資金計画が必要です

  • 修繕積立金
  • 管理費
  • 駐車場代
  • 駐輪場代 など

Q.新築住宅・中古住宅の違いを知りたい

A.新築住宅・中古住宅の大きな違いは、住宅性能です

現在、政府は「2050年カーボンニュートラル※実現」「国内に優良な状態の住宅ストックを増やす」などの政策を実現するために、法改正などを実施し続けています。

※「カーボンニュートラル」とは、温室効果ガスの「人が排出する量」「自然が吸収する量」のバランスをゼロにすることです。

法改正などに伴って新築住宅の省エネ性能などが年々向上しているため、「特に築年数の古い中古住宅は、大規模なリフォームをしても新築住宅の住宅性能を再現するのは難しい」と考えておきましょう

Q.住宅ローンを払えなくなったらどうなるのか

A.住宅ローンを支払えなくなった場合の主な対処法は、以下のとおりです

  • 売却
  • 賃貸転用
  • 金融機関に返済方法の見直しを相談
  • リースバック(売却した住宅に賃貸で住み続けるサービス)を利用
  • リバースモーゲージ(持ち家を担保にして利用できる金融機関のローン)を利用

また、健康状態が原因で住宅ローンを払えなくなった場合は、団信の保証を活用できる可能性もあります。

住宅ローンを支払えなくなったら、対処法を金融機関に相談することが大切です。

まとめ

シングルマザー・40代で家を買うことに不安や疑問をお持ちの方へ、家を買うべきかどうかを判断するために必要な情報を解説してきました

住宅ローン利用時には、ご家族構成や年齢よりも重視するべき審査項目が多数あります。

ご家族にとって無理のないプランを組み立てることが大切なので、ぜひ資金計画の段階からサポートしてくれるハウスメーカーを選び、理想のマイホームを実現してください。

Contact

  • 鬼丸ハウス本社

    〒800-0213
    福岡県北九州市小倉南区中曽根東2-13-16

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